SpeechBee

ガイド

書き手のための音声入力

初稿は打つより話したほうがずっと速く書けることがあり、自分らしい文章になることも多いものです。ただ、タイピングと同じやり方で話すと、まとまりのない文章になりがちです。ここでは、速さはそのままに散らかりをほとんど防ぐ進め方を紹介します。

SpeechBeeチーム作成。2026年10月12日に更新

目次
  1. そもそも、なぜ初稿を話すのか
  2. 1. 話す前に構成を作る
  3. 2. 一気にではなく、セクションごとに話す
  4. 3. 話しながら直さない
  5. 4. 構成も声に出す
  6. 5. 名前をアプリに覚えさせる
  7. 6. 推敲する前に聞く
  8. 7. 未発表の原稿は自分のMacに
  9. Macで音声入力するためのツール
  10. よくある質問
  11. あわせて読みたい
  12. 出典

そもそも、なぜ初稿を話すのか

たいていの人は、打つよりずっと速く話せます。たとえばWispr Flowは、タイピングを1分約45語、自社の音声入力を220語としています。実際の数字がどうであれ、いちばん大きな違いは、話していると手が止まらないことです。次の文を話している最中に、前の文をいじることはできません。

その代わり、話した初稿は脱線し、同じことを繰り返し、構成が崩れがちです。ここからの手順は、速さを生かしつつ、浮いた時間を後片付けで使い果たさないためのものです。

1. 話す前に構成を作る

文章や章ごとに、箇条書きを5〜10個書きます。手で書いても声で入れてもかまいません。あとは1項目ずつ話します。構成があると、話す一区切りごとに役割ができます。使える初稿と、ただの文字起こしを分ける最大の違いはここです。

2. 一気にではなく、セクションごとに話す

1セクション話したら止めて、ざっと見て、次へ進みます。1セクション2分から5分くらいが無理のないリズムです。押している間だけ話すキーがあるアプリなら、セクションの合間にキーを離すのが自然な区切りになります。Appleの内蔵音声入力は30秒間無音だと自動で止まります。短く区切って話すには向いていますが、考え込んで間が空くと途切れてしまいます。

3. 話しながら直さない

言い間違えたら、正しく言い直してそのまま進みます。直すのは後です。直すために止まると、タイピングのモードに戻ってしまい、音声入力にした意味である流れが途切れます。フィラーを除去するアプリなら、残した「えーと」は勝手に消えます。

4. 構成も声に出す

Returnキーを2回押すところでは「次の段落」と言い、自動の句読点が抜けたときは「まる」「てん」「疑問符」と言います。Appleの音声入力もSpeechBeeも、どちらも理解します。音声入力の初稿でいちばん抜けやすいのが段落の区切りで、後から入れるのは手間がかかります。

5. 名前をアプリに覚えさせる

登場人物の名前、地名、専門用語、自分で作った言葉は、音声入力がいちばん間違えるところです。MacのAppleの音声入力には独自の辞書がないため、毎回手で直すことになります。SpeechBeeのように辞書があるアプリなら、正しい表記を一度登録するだけで済みます。同じ言い回しをよく使うなら、スニペットで短い合図の言葉を文章全体に展開できます。

6. 推敲する前に聞く

自分の初稿を目で読むと、言いたかったことを目が補ってしまいます。読み上げで聞くと、重なった言葉、足りないつなぎ、長すぎる文に気づけます。Macでは、アクセシビリティの設定で選択項目を読み上げるをオンにしてOption + Escキーを押すか、専用の読み上げアプリを使います。両方の方法はMacでテキストを読み上げる方法で紹介しています。

7. 未発表の原稿は自分のMacに

原稿、企画書、契約中の仕事などを音声入力するなら、音声がどこへ送られるかを知っておく価値があります。クラウドの音声入力アプリは音声を自社のサーバへ送ります。Appleの音声入力は、言語や設定によってMac上で処理される場合とAppleのサーバで処理される場合があります。ローカルのアプリはMac上で文字起こしをし、音声をアップロードしません。

Macで音声入力するためのツール

  • Appleの音声入力:無料で内蔵。短い文章に向いています。Macで音声入力する方法をご覧ください。
  • SpeechBee:私たちが作っているアプリです。キーを押して、どのアプリにでも話して入力できます。名前用の辞書、スニペット、フィラーの除去に加え、初稿を聞き直せる読み上げ機能もあります。すべてMac上で動きます。
  • クラウドのアプリ:Wispr FlowやTypelessなど。話した言葉を整った文章に書き換えます。推敲の手間は減りますが、ページ上の言葉の一部はAIのものになります。比較はMac向け音声入力アプリのおすすめにまとめています。
音声入力
新規メッセージ

美咲さん、修正した企画書を明日の朝お送りします。

Mac版SpeechBeeの音声入力インジケータ
ショートカットを押したまま話して、離すだけ。カーソルの位置に文字が入ります。
読み上げ
記事

多くの人は話すより速く読めますが、耳で聴いたほうが記憶に残ります。選んだ文をSpeechBeeが読み上げるので、同じ画面で作業を続けられます。

Mac版SpeechBeeの読み上げプレーヤー
テキストを選んで読み上げキーを押せば、あとは聴くだけ。

声で初稿を書いて、聞き直す。すべてMacの中で。7日間無料。

Mac、iPhone、iPadで音声入力と読み上げ。無料期間のあとは月額¥1,500、年額¥13,000、または買い切り¥15,000。どのプランでもすべての機能が使えます。

よくある質問

小説を書くのに音声入力は向いていますか?

向いている場合があります。話していると手が止まらないので、初稿には合っています。構成を作り、短いセクションに分けて話し、後で構成や名前を直すのがいちばんうまくいきます。それでも推敲は、たいていの人にとってキーボードのほうが楽です。

Macで書き手におすすめの音声入力ソフトは?

自分の言葉をそのまま残したいか、書き換えてほしいかによります。私たちが作っているSpeechBeeは、言葉づかいをそのまま残し、名前を覚え、初稿を読み上げます。すべてMac上で動きます。Wispr FlowやTypelessなどのクラウドのアプリは、話した言葉を整った文章に書き換えます。短い文章ならAppleの音声入力が無料で使えます。

句読点や段落はどうやって音声入力しますか?

「てん」「まる」「疑問符」のように記号の名前を言い、新しい段落を始めるときは「次の段落」と言います。Appleの音声入力もSpeechBeeも、どちらも理解します。

音声入力で名前を間違えないようにするには?

独自の辞書があるアプリを使い、名前を1回ずつ登録します。MacのAppleの音声入力には独自の辞書がありません。

あわせて読みたい

出典

すべて2026年10月12日に確認。